身近にてんかんの患者はいませんか?~てんかんの事を正しく理解しましょう~

てんかんと聞くと、てんかんの患者が交通事故などを起こして報道されて嫌なイメージかもしれませんが、周囲の人が正しく理解して正しく向き合えば、互いに気持ち良い関係が築けますし、事故などの危険も回避できます。

てんかんとスポーツ、生活保護や年金受給に関して

てんかんは突発的に症状が現れる可能性があり、一昔前はスポーツの最中に発作が生じると危険なことから、運動が制限されることがありました。しかし現在は、スポーツを行うことで心地よい緊張感や、楽しく身体を動かす行為に発作を抑える効果があることが知られ、適度なスポーツは制限されることが少なくなっています。しかし、頻繁にてんかん発作が起こるような場合や、てんかんがコントロールされていない状況では制限されるので注意して下さい。また、水泳やスキー、自転車やボルタリングなど、スポーツ中に発作が起きると危険なスポーツは安全性が確保されていない限り避けるべきです。
てんかんが原因で十分に働くことができず、収入が減り生活を送るのが困難になってしまった場合、生活保護や生活を支える各種の制度を利用することが可能です。生活保護とは、人間として健康で文化的な最低限度の生活を送り、その自立を助けることを目的として用意された制度です。預貯金や不動産など、すべてを活用しても生活に困窮する人は、その程度に応じて必要な保護を受けられます。生活保護を利用するためには、住んでいる場所の福祉事務所にある生活保護担当に相談しましょう。また、かかりつけの医療機関に精神保健福祉士がいたり、医療福祉相談室がある場合は、そこでも相談することができます。
生活保護のほかに、障害基礎年金・障害厚生年金・障害共済年金などの年金受給制度もあります。いくつかの種類がありますが、これは初診日にどの年金制度の被保険者だったかによって違ってきます。これらの年金を受給するには、初診日に各種の年金制度に加入していることと、障害基礎年金は障害等級1級から2級、障害厚生年金・障害共済年金ならば障害等級1級から3級の認定を受けている必要があります。